第3話は、物語全体を貫く「明蘭の生き方」を決定づける、非常に重いエピソードです。
前半では白家の家督争いが描かれ、後半では明蘭の母・衛恕意が命を落とします。
この一話で、明蘭は“守られる子ども”から、自ら考え耐えて生きる存在へと一歩踏み出すことになります。
【明蘭~才媛の春~】第3話ネタバレ有詳細あらすじ
※この先『明蘭~才媛の春~』第3話のネタバレを含みます。
白家当主の葬儀と、白燁の逆転劇
第3話は、白家当主の葬儀から始まります。葬儀には盛紘と盛長柏も参列し、厳かな雰囲気の中で出棺の準備が進められていました。
ところが、出棺の合図として器を割ろうとした瞬間、それを制止する人物が現れます。姿を現したのは、すでに亡くなったとされていた白燁と、その乳母・常ばあやでした。
白燁の無事を知り、盛長柏は素直に喜びます。しかし、常ばあやが「白家の人間は、亡き当主の財産を奪おうとしている」と訴えたことで場の空気は一変します。
白亭預は二人を追い出そうとしますが、白燁は冷静に自らの立場を語ります。
白燁は白家当主・正妻の孫であり、当主から直筆の遺言を託されていました。その遺言には、白家の事業を白燁に継がせると明記されていたのです。
県令が筆跡鑑定のため、当主が過去に書いた詩を提出し比較が行われますが、「似てはいるが断定はできない」という曖昧な結果に。
白家側は「でたらめだ」と突っぱね、話は平行線のまま進みません。
すると白燁は、白家の名誉のために隠してきた文を提出します。
そこには、白家当主が名族出身でありながら、幼くして父を亡くし、義母に育てられ、一族の男たちに土地を奪われ、母子で故郷を追われ族譜からも除名された過去が綴られていました。
県令はその文を見て「これは間違いなく当主の直筆だ」と断言し、証人になると宣言します。
こうして白家当主の事業は白燁が継ぐことになり、白燁自身が皿を割って出棺を行い、葬儀は無事に執り行われました。
藍子白燁からしたら「勝手に殺すな!」って感じですよね・・白亭預本当腹黒すぎ。立ち去る瞬間ちょっとスカっとしました
不穏な兆し…衛恕意の不安と母娘の口論
場面は盛家に戻り、明蘭と母・衛恕意が二人で食事をしています。衛恕意は、炭や滋養のある食事などが次々と届けられることに、逆に不安を覚えていました。
「こんなに気遣われるのは、かえって怖い」そう語る衛恕意は、明蘭の身の安全のためにも、大奥様のもとへ預けたいと考えます。
しかし明蘭は「母様と離れたくない」と強く反発します。二人は珍しく口論になってしまい、その最中、衛恕意に産気が訪れます。
林噙霜の思惑と、閉ざされていく助けの手
産気の知らせはすぐに林噙霜のもとへ届きます。「ついにこの日が来た」そう口にして、林噙霜は衛恕意のもとへ向かいます。
衛恕意のお産は、赤子が大きく育ちすぎており、明らかに難産でした。
ところが、産婆は姿を消し、お産に必要な食事も用意されていません。水を求める衛恕意に対しても、誰一人として水や湯を持ってこようとしないのです。
盛家の中で、助けの手が意図的に遮断されている異常な状況が浮き彫りになります。
明蘭の決死の行動|母を救うために走る
明蘭は林噙霜のお菓子を持ち出し、苦しむ母のもとへ駆け寄ります。
「母様、食べて」と、必死にお菓子を差し出す明蘭。
衛恕意は、奥様付きの女中である趙さんか李さんを呼んでほしいと頼みます。年配で、子どもを取り上げた経験があるからです。
明蘭は家中を探し回りますが、李さんは外出中。趙さんは関さんに呼ばれて酒を飲んでいると聞かされます。
厨房でようやく趙さんを見つけますが、ひどく酔い潰れており、周囲の人間は誰一人手を貸そうとしません。
しかし、衛恕意の新しい侍女が厳しく叱責すると、しぶしぶ手伝い始めます。
それでも趙さんは、子どもを取り上げられる状態ではありませんでした。
家を飛び出した明蘭と、白燁との再会
明蘭は趙さんを諦め、盛家をこっそり抜け出し、街で名医を探す決断をします。街中を必死に走る明蘭の姿を、馬車に乗った白燁が見つけます。
事情を聞いた白燁は、明蘭を馬車に乗せ、さらに急ぐため馬を解き、二人で直接馬に乗ることを選びます。
「もっと急いで」涙ながらに訴える明蘭の声に応え、白燁は全力で馬を走らせます。
ようやく名医のもとへ辿り着きますが、受付では「先生は昼寝中だ」と追い返されそうになります。白燁は構わず中へ入り、医者を叩き起こします。
医者は状況を察し、薬箱を持って白燁と共に盛家へ向かいます。明蘭は後から来る馬車に乗るよう言われ、その場に一人取り残され、泣き崩れます。
閉ざされた盛家と、白燁の強行突破
白燁が医者を連れて盛家に到着すると、正門は固く閉ざされていました。呼びかけても門は開きません。
白燁は紐と木の枝を使って塀を越え、敷地内に忍び込み、正門を内側から開けて医者を入れます。
林噙霜は護衛を呼び二人を追い出そうとしますが、白燁は護衛を返り討ちにします。
林噙霜の妨害を押し切り、医者はついに衛恕意のいる部屋へ辿り着きます。
衛恕意の最期と、明蘭に託された教え
その頃、明蘭も馬車で盛家へ戻りますが、すでに手遅れでした。衛恕意は虫の息で、お腹の子も助からないと告げられます。
医者は鍼で一時的に衛恕意の痛みを和らげ、「最後に話しておいで」と明蘭を母のもとへ通します。
白燁が医者を連れてきてくれたことを伝えると、衛恕意は微笑み、
「私が縫った膝当てを、その方にあげなさい。助けてくれた人にはお礼をするものよ」と語ります。
さらに、「生きていくことが何より大切」という言葉を、明蘭の胸に刻むように伝えます。
母を失えば一人ぼっちになると不安がる衛恕意に、明蘭は泣きながら「おばあ様のところへ行く」と約束します。
それを聞いて安心したのか、衛恕意はお腹の子と共に静かに息を引き取りました。
母を失った明蘭と、白燁の言葉
部屋を出た明蘭は、泣きながら「私にはもうお母さんはいない」と呟きます。
その言葉に、白燁は悲痛な表情で「私にもいない。一人きりだ。己を大事に」と声をかけます。
張り詰めていた糸が切れたように、明蘭はその場で気を失ってしまいます。
事件後の処分と、林噙霜の“無傷”
衛恕意の世話を怠った女中たちは、板打ちの刑に処されます。炭を分けなかった女中も同様です。
一方で、泣きながら詫びる林噙霜は、いつものように咎めを受けません。
責任だけが末端に押し付けられる、盛家の現実が浮き彫りになります。



林噙霜・・お前に人の心はないんか?
王若弗と華蘭の判断、そして次への不穏
正室・王若弗は、長女の華蘭と話をします。当初は衛恕意を軽んじ、葬儀も簡潔に済ませるつもりでした。
しかし華蘭の説得により、盛家の体面のためにも、衛恕意を手厚く葬り、遺族の面倒を見ることを決めます。
その直後、林噙霜のもとに、衛恕意の妹が盛家を訪れるという知らせが届きます。
不穏な空気を残したまま、第3話は幕を閉じます。
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感想|あまりにも静かで残酷な母の死
第3話は、涙なしでは見られない回でした。そして、林噙霜の腹黒さ&陰湿さにイライラしてしまいました。
衛恕意の死は、大声や劇的な演出ではなく、静かに、しかし確実に追い詰められていく過程として描かれます。その描写がかえって残酷で、胸に重く残ります。
助けを求めても誰も動かない。水一杯すら与えられない。その中で、まだ幼い明蘭だけが必死に走り回る姿は、見ていて苦しくなるほどでした。
特に印象的だったのは、医者を連れてきてくれた白燁へのお礼を、最期の瞬間まで忘れなかった衛恕意の姿です。
「助けてくれた人にはお礼をするもの」その言葉は、明蘭への遺言のように響きました。
また、白燁が明蘭にかけた「私にもいない。一人きりだ。己を大事に」という言葉も、この回の余韻を深めています。同じ境遇を知る者同士だからこそ出てくる、飾り気のない言葉でした。
悲しみだけで終わらず、明蘭がこれから生き抜くための“教え”が確かに残された回だったと感じます。
考察|衛恕意の死が明蘭に与えたもの
衛恕意は、なぜ明蘭を大奥様に預けたがったのか
衛恕意は、自分の死をどこかで予感していたように見えます。
過剰な気遣いや、不自然なほど整えられた環境に対して「怖い」と口にしていたのは、盛家の内情を誰よりも理解していたからでしょう。
明蘭を大奥様に預けたがったのは、母としての愛情であると同時に、盛家で生き残るための現実的な判断だったと考えられます。
林噙霜の“直接手を下さない恐ろしさ”
第3話で明確になったのは、林噙霜が自ら手を下さず、環境を操作する人物だということです。
産婆を消し、食事を止め、水すら届かなくする。それでいて、自分は泣きながら謝る立場に収まる。
結果として罰を受けるのは、下の者たちだけ。この構造こそが、林噙霜の最も恐ろしい点だと言えるでしょう。
明蘭が学んだ「生きるための知恵」
衛恕意が明蘭に残した教えは、「強く戦え」ではありませんでした。
「生きることが大切」
「助けてくれた人にはお礼をする」
これは、感情や正義感だけで突き進めば潰されてしまう盛家で、生き延びるための現実的な知恵です。
この回以降の明蘭は、賢さを表に出さず、耐え、観察し、必要なときだけ動く人物へと変わっていきます。
第3話は、その“原点”を描いた回だったと言えるでしょう。
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