『明蘭~才媛の春~』第4話は、母・衛恕意を失った明蘭が病に伏すところから始まります。
深い悲しみの中で静かに進むのは、明蘭の行く末を巡る大人たちの思惑と、盛家内部の権力争い。
正室・側室・大奥様、それぞれの立場と感情が交錯し、物語は大きな転換点を迎えます。
本記事では明蘭4話のネタバレあらすじと感想、考察を交えながら、この回の見どころを詳しく振り返ります。
【明蘭~才媛の春~】第4話ネタバレあらすじ
※この先『明蘭~才媛の春~』第4話のネタバレを含みます。
母を失い病に伏す明蘭と衛家の申し出
第4話は、母の死による心労で体調を崩した明蘭を、衛恕意の妹が看病する場面から始まります。
盛大に弔ってもらったことへの礼を述べる衛恕意の妹は、葬儀後、明蘭を衛家に引き取りたいと正室・王若弗に申し出ます。
しかし王若弗は、「病が治るまでここに居ればよい」とやんわりと断ります。その場で王若弗の侍女が「銭で解決できることでは?」と口にしたことで、空気は一変。
衛恕意の妹は「金の無心に来たと思っているのか」と激怒しますが、当初の“引き取る”という話から、「数日預かるつもりだった」と言い分を変える姿に、違和感が残ります。
盛紘の判断と見抜かれた衛家の事情
そこへ盛紘が現れ、侍女の無礼を詫びつつも、明蘭を衛家へ引き取らせることには反対します。
衛恕意の妹は、側女たちの不手際が死因だったことを匂わせますが、盛紘には衛家の困窮した事情を見抜かれていました。
結果として、明蘭は衛家に引き取られることはなく、引き続き盛家で育てられることになります。
大奥様の怒りと過去の告白
外出先から戻った大奥様は、衛恕意の死を聞き、盛紘に強い怒りを示します。
彼女はかつて、実子を側女に殺された過去を明かし、「今回も同じように、お前の子が殺されたのだ」と厳しく言い放ちます。
さらに、盛紘が林噙霜を寵愛するあまり、正室である王若弗よりも多くの田畑や店舗を与えていることを問題視。
「林噙霜は家中を差配する器ではない」と断じ、明蘭の面倒は王若弗ではなく自分が見ると宣言します。
盛紘が墨蘭を育ててほしいと願い出るも、「人殺しの娘を私に育てろと?」と一蹴されます。
正室・王若弗の復権
大奥様の忠告を受けた盛紘は、王若弗を労り、おだて、今後は家中の差配を任せると伝えます。
その結果、盛紘は林噙霜のもとへ足を運ばなくなり、林噙霜は泣きついたり賄賂を渡したりしても、盛紘に会えなくなります。
見捨てられる恐怖に駆られた林噙霜は、焦りと怒りを募らせていきます。
都への移動と船上での修羅場
栄転により、盛家は都へ移動することになります。
移動中の船の中でも、正室と側室の静かな争いは続きます。
林噙霜は「会えなければこの場で死ぬ」と騒ぎ立て、盛紘の前に現れます。
衛恕意の死は使用人のせいだと責任転嫁し、自分は精一杯尽くしたと白々しく訴え、最後は失神したふりで倒れ込みます。
それを介抱した盛紘は、結局林噙霜を許してしまい、王若弗は悔しさを隠せません。
顧廷燁との再会と別れ
船着場で、明蘭は顧廷燁と再会します。
明蘭は、母・衛恕意が生前縫った膝当てを贈り、医者を連れてきてくれたことへの感謝を伝え、静かに立ち去ります。
船の上で母を思い出し涙する明蘭を、大奥様が優しく慰める場面は、胸を打ちます。
皇帝の怒りで幕を閉じる第4話
都に到着した盛紘は、すぐに皇帝に謁見します。虫害について進言しようとするも、年長の官吏に話題を遮られ、世継ぎの話にすり替えられてしまいます。
それに激怒した皇帝が「朕を退位させるつもりか!」と怒鳴るところで、第4話は幕を閉じます。
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第5話への注目ポイント
第4話まで描かれてきたのは、明蘭の幼少期――いわば“子供編”の物語でした。
しかし第5話からは時が流れ、明蘭は成長し、舞台はいよいよ大人たちの世界へと移っていきます。
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第4話の感想|静かに進む残酷さと明蘭の原点
第4話は、派手な事件が起きるわけではありませんが、心に重く残る回でした。母を失った明蘭の悲しみと、それを取り巻く大人たちの打算が、静かに、しかし確実に描かれていきます。
とくに印象的なのは林噙霜の存在です。涙と謝罪、そして責任転嫁を巧みに使い分ける姿は、単なる悪役ではなく「こうして生き延びてきた女」の怖さを感じさせます。
それを見抜けず、情に流されてしまう盛紘の弱さが悲劇を繰り返させる原因であることも痛烈でした。
一方で、大奥様が明蘭を守ると決めた場面は、この物語における救いでもあります。
正論と経験に裏打ちされた彼女の言葉は、明蘭にとって初めて得た“確かな後ろ盾”だったのではないでしょうか。
そして顧廷燁との再会。多くを語らずとも、感謝と別れを伝える明蘭の姿からは、幼いながらも強さと賢さが感じられました。
第4話は、明蘭が「守られる子供」として過ごした最後の時間であり、同時にこれから始まる大人の世界を生き抜くための原点が描かれた回だったと思います。
第4話の考察|この家で生き延びる者の条件
第4話で浮き彫りになったのは、盛家という家の本質でした。ここでは「正しさ」や「責任」よりも、「誰の感情を掴めるか」が物事を左右します。
林噙霜が許された最大の理由は、彼女が真実を語ったからではありません。
泣き、謝り、倒れる――そうした振る舞いが、盛紘の“守ってやりたい”という感情を刺激したからです。つまり盛家では、理より情が勝つ構造が出来上がっているのです。
その一方で、大奥様はまったく別の価値観を持っています。彼女は感情に流されず、結果と責任を見る人物であり、だからこそ林噙霜を「家中を差配する器ではない」と断じました。
明蘭を引き取る決断も、情ではなく未来を見据えた判断だったと言えます。
この二人の対比は、今後の明蘭の生き方を示唆しています。
母・衛恕意から受け継いだ「目立たず、争わず、しかし愚かではない」という教え。これに、大奥様の“理を重んじる視点”が加わることで、明蘭はこの家で生き延びる術を身につけていくのでしょう。
第4話は、子供編の終盤でありながら明蘭がこれから歩む“大人の世界”のルールを、静かに提示した回だったと考えられます。
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